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海外旅行紀行・戯言日記

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シオンの城

シオン城はレマン湖に突き出た岩場に建てられているので、遠くからだと湖に浮かんでいる様に見えます。
城の前にはセントバーナード峠経由の旧イタリア街道が走っていることで、城は街道の見張り、且つ物品税・通行税を徴収する関所・要塞の役割を担っていた。

この岩場には、青銅器時代から住人がいたようですが、11~13世紀に構築されたものが現在のシオン城の基点であるとされています。当初シオン司教の所有でしたが、12世紀にサボア伯爵に封地として与えられた後、大規模に改築され今日の景観を呈することとなりました。
14世紀以降は牢獄として使われた忌まわしい歴史がありますが、16世紀にベルン地方のスイス人に解放され、倉庫・武器庫として使われることとなりました。19世紀には史跡復元工事が始まりましたが、英国詩人バイロンによって「シオン城の囚人」として唄われ、その名は不滅なものとなりました。それに触発されたのか、文豪ユーゴーを始め、数多くの著名な人々がシオン城を訪れ、作品に引用することになりました。

Montreux
現在は城内見学コースが道順案内番号によって整備されていますので、効率良く見学が可能です。


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